体のいたるところにあるつぼですが、治療をするためのつぼもありますが、健康状態を知ることができるツボもあります。
関元(かんげん)
おへそから恥骨までを5等分した下から2つ目が関元(かんげん)というつぼです。
丹田という言葉を聞いたことあるでしょうか。丹田という名前のつぼはなく、おおよその場所とされていますが、丹田と関元の場所はほぼ一緒と考えられています。
ここは気に満ちたふんわり弾力がある硬さが理想と言われています。これはなかなか難しい表現なので、日頃から自分の硬さを知っておくといいと思います。
ここがベコベコになると健康状態が落ちてくる合図です。筋肉や脂肪があればある程度の硬さを感じることができますが、それでも疲れが溜まりすぎている時などはここがベコベコとしてきます。
関元と健康状態
下腹部は東洋医学でいう「腎」と関係が深く、「腎」は東洋医学では生命力の物質的基礎である腎精を貯蔵します。平たくいうと活力です。
・関元が軟弱な感じで冷えている場合、この腎精が不足していると考えます。活力の低下です。
・関元に拍動が強く感じるとき、いくつかの可能性があります。
1、お腹が薄く体力がないとき 2、強いストレスを感じていたり精神的な緊張があるとき 3、水分摂取が過剰の時です。
・コリコリ突っ張っていて押して痛むときは体が弱っていて疲れが取れにくくなっています。
・膨れ上がるように張っていて押して痛むときは体の巡りが止まっていたり悪くなっています。
関元の触り方
立った状態だと筋肉を使っている状態のため感触が変わってしまいます。
仰向けで寝た状態で両膝を立てて指の腹で優しく押さえるといいです。
通常鍼灸師などが腹診(お腹の状態を確認する方法)をする際は膝を伸ばした状態ですることが多いです。これは同時に他の情報も診るためなので、関元のみのセルフチェックであれば仰向けで両膝を立てた状態で良いです。
もし、介護などで他の人の関元を触る場合、関元の下には臓器として膀胱がありますから、あまり急にぎゅっと押すと大変不快感が強いです。指の平全体を使って優しく押してあげてください。
関元の弾力(押し込んで離すときの反発力)の低下、筋ばり具合、強すぎる拍動、冷えなどがないかを指の腹でチェックしていきます。
関元への日々のケア
お灸を利用する方法が一般的です。
台座灸というものがあるので、これらを利用するといいでしょう。
火を使えない環境だとホッカイロを使う人も多いかと思いますが、ホッカイロは表面の温度しか上がらないと言われています。どうゆうことかというと、ホッカイロを外すとすぐに寒くなるということです。コタツの中にいるときは暖かいけど、外に出ると寒いですよね。しかし、お風呂に入ると出た後も体がぽかぽかしています。つぼにしっかりと熱を与えるには水(半身浴など)を使うか火を使う方が望ましいです。もしくは次で紹介する方法がオススメです。
もっとも手軽でおすすめの方法
それは、せんねん灸「太陽」を利用する方法です。
これは、火を使わないお灸ですが、しっかりとしたかつ心地よい温熱を体に与えます。
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火を使わないため、ゆるい衣服の下であれば貼りっぱなしで過ごすことができます。
関元はウエスト部分になるので、ゴムで圧迫しないようにだけ気をつけましょう。温熱持続時間が長いので、気持ち良い状態が長持ちします。
お灸の老舗専門メーカー「せんねん灸」が作っているので安心ですよね。
一粒100円近くかかりますが、大容量パックがおすすめです。
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関元に特に問題がないと感じても、体の活力の低下を感じているのであれば、関元へのケアを習慣づけてみて様子をみてはいかがでしょうか。どんな状態であっても、関元を温めるという行為は体の調子を整えてくれます。ぜひ挑戦してみてください。
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